日本舞踊の世界と花柳與早路

花柳與早路のホームページへようこそ

長唄ー鷺娘ー早乙女会

約 1 分
鷺娘ー早乙女会1

長唄ー鷺娘


第一回早乙女会で踊らせて頂きました。
幻想的な舞台に日本舞踊をされている方は誰もが憧れる演目です。
只々、一生懸命に踊りました。

長唄 鷺娘の解説


本名題ー柳雛諸鳥嘶(やなぎにひなしょちょうのさえずり)
作 詞ー不明
作 曲ー杵屋忠太郎 唄富士田吉次(長唄連中)

長唄 鷺娘の構成


宝暦十二年(1762年)四月江戸市村座で瀬川菊野丈が初演。
この時に初めて回り舞台が使われたとされています。
明治十九年に、九代目市川団十郎がこれいにクドキをふやしたり寝鳥の合い方を加え、責めに羽ばたきという合いの手入れるなどの改正上演がされました。
今の形は、その上演が基本となっているようです。

花に流水

長唄ー鷺娘の見どころ


鷺娘は、人に恋した鷺が娘に化身して現れたという設定です。
白無垢と、鷺の白をイメージさせているのだと思います。
最初の衣装は、白無垢でそのあとは赤や浅黄などに変わります。

人間の娘なら神様に好きな人と添えますようにとがんをかけたり、春には花見に行ったりと楽しいことが沢山あるのにといったことが踊りになっています。
そして、一本の矢によってその夢は消えてしまうという筋書きになっています。
最後は鷺の姿に戻り、空を目指して飛ぼうとしますが力尽きてしまうのです。
ドラマチックで壮絶な責めと呼ばれている最後が見所です。

鷺娘ー白無垢


「妄執の雲晴れやらぬ朧夜の恋に迷いし我が心」という歌詞から始まります。
しっとりとしなやかに娘心を踊ります。そして、鷺の部分も表現します。
鷺娘ー白無垢

鷺娘ー須磨の段


白から赤に舞台上で引き抜かれます。綿帽子もとり、帯も引き抜かれます。
梅に鷺の模様です。
鷺娘ー須磨

鷺娘ー恋に心


次は、舞台のそでで着替えて出てきます。
この時は、次の引き抜きの衣装に着替えます。
鷺娘ー紫

鷺娘ー傘の段


この衣装も舞台の上で引き抜いて変わります。
町娘らしい踊りがテンポよく始まります。
鷺娘ー浅黄の衣装

鷺娘ー責めの段


赤の襦袢になります。この時傘を矢に見立てて、右の胸あたりに矢が刺さったと言った振りになります。
鷺娘ー責め
矢が刺さって、鷺の姿に戻ります。
赤の襦袢の肩に糸が通っていてそれを抜いて、ぶっかえりの衣装に変わります。
鷺娘ーぶっかえり
一般的な鷺娘の終わり方は、舞台の上で息絶えるといことが多いです。
私のお師匠さんの演出は、雪山に上ってそこで最後の羽ばたきをします。
鷺娘ー羽ばたき
そして、顔を雪山から後ろ向きに見せて終わります。
とてもドラマチックです。
鷺娘ー最後

鷺娘早乙女会のエピソード


最後の場面が印象的です。雪山から顔を上向きに見せないといけないのですが、写真を見て頂ければわかるように半分しか見えていませんね。
これは、雪山の後ろに後見さんが隠れていて、顔を出すので落ちないように足を持ってくださるのですが、引っ張り過ぎて顔が半分しか出せなかったんです。

息絶えた振りをしながら、そんなにひっぱたら顔が見えないよ~って思いながら緞帳がおりました。
写真を見たらやはり顔が半分しか見えていませんでした(汗)
鷺

最近の投稿

More